燗酒用語事典
- あつかん【あつ燗】
- 従来55度から60度位の燗。
(灘の酒用語集)
- あつかん【熱燗】
- 平成6年頃より50度近辺の燗。
(灘の酒用語集)
- うし【牛】
- 会所部屋で蔵人が呑み酒の燗をする場合用いる把手のついた深い銅製鍋をいう。
直火で燗をするため煤で真黒になっており,
把手を角に見たてると黒牛を連想させるのでこの名がある。
(灘の酒用語集)
- かたくち【片口】
- 一方だけにつぎ口のある器。とくに長柄の銚子にいう。
(広辞苑)
- かん【燗】
- 酒を器に入れて適当な温度に温めること。また、その温度。
(広辞苑)
- かんざけ【燗酒】
- 燗をした酒。
(広辞苑)
- かんざまし【燗冷まし】
- 一度燗をした酒の冷えたもの。
(広辞苑)
- かんしゅぎき【燗酒利き】
- 清酒を加温した状態で利き酒すること。
(灘の酒用語集)
- かんたぬき【かんたぬき】
- (株)たつみが通信販売している卓上燗付け器
- =>関連事項
- かんどくり【燗徳利】
- (1)酒の燗をする徳利。
(広辞苑)
- (2)徳川時代以降使われるようになった。(灘の酒用語集)
- かんなべ【燗鍋】
- (1)酒の燗をするのに用いる鍋。多くは銅製で、つると注ぎ口と蓋とを有する。
(広辞苑)
- (2)徳川時代までよく使われていた。(灘の酒用語集)
- かんば【燗場】
- 料理屋などで、酒の燗をする所。
(広辞苑)
- かんばん【燗番】
- 料理屋などで酒の燗の世話をする人。
(広辞苑)
- かんびん【燗壜】
- 酒の燗をするための壜。
(広辞苑)
- ぐいのみ【ぐい飲み】
- 大きく深い杯。
(広辞苑)
- =>関連事項
- さかずき【杯・盃】
- (1)酒を盛って飲むのに用いる具。古くは土器で、後世は漆器・陶器・金属・ガラスなどを用いる。盞。
(広辞苑)
- (2)「さかずきごと」の略。(広辞苑)
- =>関連事項
- さかずきあらい【杯洗い】
- はいせん。
(広辞苑)
- さかずきだい【杯台】
- 「さかずきのさら」に同じ。
(広辞苑)
- さかずきのさら【杯の皿】
- 杯をのせて客に勧めるためのさら。杯台(さかずきだい)。
(広辞苑)
- さかずきろん【杯論】
- 杯をさす順序についての口論。
(広辞苑)
- さしなべ【銚子】
- 弦と注口(つぎぐち)のある鍋。吊しかけて酒などを暖めるのに用いるもの。
さすなべ。
(広辞苑)
- さすなべ【銚子】
- さしなべ。
(広辞苑)
- じょうかん【上燗】
- 平成6年頃より45度近辺の燗。
(灘の酒用語集)
- たんぽ【湯婆】
- (1)京都・大阪地方で、銅または真鍮製の酒をあたためる筒形の器をいう。
(日本国語大辞典)
- (2)《方言》酒の燗をつける徳利。(青森、岩手、宮城、秋田、福井)(日本国語大辞典)
- (3)《方言》酒の燗をつける金属製の器。(大阪、和歌山、徳島)(日本国語大辞典)
- =>関連事項
- ちょうし【銚子】
- (1)酒を盃に注ぎうつすのに用いる器で、柄を長くしたもの。
木製または金属製で、近世では多く婚礼用。両口・片口の二種がある。さしなべ。
(広辞苑)
- (2)徳利に同じ。(広辞苑)
- ちょうしなべ【銚子鍋】
- 酒を燗する鍋。燗鍋。
(広辞苑)
- ちょうよう【重陽】
- (1)(陽の数である九が重なる意) 五節句の一。
陰暦九月九日で、中国では登高という丘に登る行楽の行事がある。
わが国では奈良時代より宮中で観菊の宴が催された。
菊の節句。九月の節句。重九。
(広辞苑)
- (2)古来この日以降,燗酒が飲まれた。
- ちょく【猪口】
- (1)陶磁器で、形が小さく上は開き下はすぼんだ酒杯。ちょこ。さかずき。
のぞき。
(広辞苑)
- (2)本膳料理につく小丼。また、刺身や酢の物などを盛る小さい器。(広辞苑)
- =>関連事項
- ちょこ【猪口】
- (チョクの転) さかずき。
(広辞苑)
- ちろり【銚釐】
- (1)酒を暖めるのに用いる金属製の容器。
円筒形でつぎ口と把手がついたもの。たんぽ。
《方言》酒の燗をつける金属製の器。(滋賀、大阪、愛媛)
(日本国語大辞典)
- (2)酒を暖めるのに用いる銅・真鍮または錫製の容器。(広辞苑)
- (3)徳川時代以降ちろりを用いて燗をしてから銚子に移し変えるようになった。(灘の酒用語集)
- =>関連事項
- とびきりかん【飛切燗】
- 平成6年頃より55度以上の燗。
(灘の酒用語集)
- にほんしゅのひ【日本酒の日】
- 昭和53(1978)年,日本酒業界では毎年10月1日を日本酒の日と制定した。
(灘の酒用語集)
- ぬるかん【ぬる燗】
- 従来40度から45度位の燗。平成6年頃より40度近辺の燗。
(灘の酒用語集)
- はい【杯・盃】
- さかずき。
(広辞苑)
- はいさん【杯盞】
- さかずき。
(広辞苑)
- はいしゃく【杯酌・盃酌】
- 杯をやりとりして、酒をくみかわすこと。さかもり。
(広辞苑)
- はいしゅ【杯酒】
- (1)さかずきに酌んだ酒。
(広辞苑)
- (2)さかもり。酒宴。(広辞苑)
- はいせん【杯洗・盃洗】
- 酒席で、さかずきを洗いすすぐ器。
(広辞苑)
- =>関連事項
- はいせん【盃饌】
- 酒と肴。酒肴。酒饌(シュセン)。
(広辞苑)
- はいばん【杯盤】
- 杯と皿鉢。宴席の道具。
(広辞苑)
- はぞり【端反り】
- (ハソリとも) 陣笠などの端が上方または外方へそっていること。
(広辞苑)
- はた【端・傍】
- (ハシと同源)器物の外縁。へり。ふち。
(広辞苑)
- はた【杯】
- 「杯(ハイ)」に同じ。
(広辞苑)
- はたぞり【端反り】
- 器物、特に茶碗などの縁の外に反ったもの。
(広辞苑)
- ひさげ【提・提子】
- 銚子の一種。銀・錫などでつくり、弦のある小鍋形の具。
(広辞苑)
- =>写真
- ひさご【瓠・匏・瓢】
- (1)ユウガオ・ヒョウタン・トウガンなどの総称。特に、その果実。
(広辞苑)
- (2)ひさごの果実の内部を刳りぬいて乾燥させたもの。酒などの容器とした。(広辞苑)
- ひとはだかん【人肌燗】
- 平成6年頃より35度近辺の燗。
(灘の酒用語集)
- ひなたかん【日向燗】
- 平成6年頃より30度近辺の燗。
(灘の酒用語集)
- べくさかずき【可杯】
- (「可」の字は、もと書簡文では、必ず上に置いて下から返って読み、
下には置かれないことから) 底に小さい穴のある杯。
指で穴をふさいで酒を受け、飲み切らなければ下に置くことができない。
また、底がとがっていて、下に置くと倒れるものもある。
(広辞苑)
- べくのみ【飲み】
- 可杯で酒を飲むこと。飲み干すまで盃を下に置かずに飲むこと。
(広辞苑)
- まり【鋺・椀】
- 昔、水・酒などを盛った器。もい。
(広辞苑)
- ゆかんどっくり【湯燗どっくり】
- 外容器に熱湯を入れ,内容器の酒を燗する徳利型の卓上燗付け器。
- =>写真
- わん【椀】
- (1)汁・飯などを盛る木製の食器。多く漆塗で蓋がある。
(広辞苑)
- (2)「椀盛り」の略。(広辞苑)
- (3)椀に盛った飲食物を数える語。(広辞苑)
- わん【碗】
- (漆器の椀と区別して用いる字) 飯・汁などを盛る陶磁器の食器。
五郎八茶碗・奈良茶碗など。
(広辞苑)
- わんびき【椀挽き】
- 挽物細工で椀を作ること。また、それを業とする人。
(広辞苑)
出典:
日本国語大辞典,小学館
広辞苑第四版,(株)岩波書店
改訂灘の酒用語集,灘酒研究会
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