燗をつけてくれるお店
シンスケ(しんすけ) |
113-0034 東京都文京区湯島3-31-5 | (03)3832-0469 |
地下鉄線 湯島 | 両関のみ |
| 日,祝定休.17:00〜. |
鮪ぬた |
御徒町駅北口で待ち合わせをして,上野広小路駅,湯島駅を通
り越してシンスケに向かった.途中賑やかな看板と客引きには目
もくれず,まず外から店内の様子を窺った.ガラス越しに見ると
ほぼ満席のようである. (燗10)
わたしは、途中の「みつばち」がちょっと気になりました。
(燗11)
ドアを開けて中に入ると,突き当たりが手洗いで,左手に二階へ
続く階段がある.右手には小さめの引き戸が有り,その左が会計
のための小窓になっている.
小窓の上に貼られたポスターには昔風の美人が両関を奨めている
姿が有った.引き戸は感覚的には左に引きたくなるのだが,実際
は右に引いて狭めの入り口から店内に入る. (燗10)
確か数年前に建替えられた店内は,まだまだ新しく光っているよ
うでした.「鍵屋」のように時代を感じさせる味が出るようにな
るまでは,後何十年かかかるのでしょう.建替え前にも来てみた
かった. (燗87)
カウンターは満席で,テーブルもほとんど埋まっていた.
「三人」と言うと,「二階へ..」と言いかけて「奧へどうぞ」
と一番奥の角にあたる鞄置き場の前の席に通された.(燗10)
ちなみに,帰りがけに確認したところ,2Fは四人掛けのテーブル
席が10位あって,その時間では二,三組しかお客さんがいなかっ
たせいか,お嬢さんが一人で見ていました. (燗87)
すかさず蛇の目の猪口とグラスとお通しの鰯水煮が人数分だけ置
かれた.壁に貼って有るメニューをじっくりと眺め,戦略を立て
るが,なかなか注文をするタイミングがとれない. (燗10)
お店の方は,入り口付近にいることが多かったですね.厨房と,
会計の関係があるのかな. (燗11)
お猪口には,「両関」と「シンスケ」の文字が縦に入っていまし
た。 (燗87)
結構な客数なのにカウンターの中にはいなせなお兄さんと親爺さ
ん風の二人しかいない.手が回らないのであえて客と目を合わせ
ないようにしているかの様であった.
しばらくして,意を決して声を掛け,まず純米酒から頼んでみ
た.昔懐かしい御神酒の香りが漂う.このエステル香は苦手な人
が多いだろうなと思いながら,鮪ぬたを口へ運ぶと,見事にいや
な香りが消えて米のコクが感じられるようになった.甘口の酒が
辛口に変身して,ぬたの酸味が酒の味を引き立て,ベストマリア
ージュを醸し出す. (燗10)
甘い味噌の味が,酒単体では甘口の純米酒の味わいを辛口に変え
てくれて,思わず猪口が進んでしまいました. (燗87)
これがあるので,やっぱりお酒は止められません.辛口タイプの
お酒の場合は,どうなのか,興味があります.
お酒としては,わずかなエステル香が,ちょっと苦手だが,味は
米の甘さが良く出ている. (燗11)
次ぎに本醸造を頼んだが,温度はもう少し高いほうが良いのでは
と思った.純米酒の後では抜群にキレが良く,まるで湯水の如く
喉を通り抜ける.どんな肴とも綺麗に溶け合って酒が進む.やは
り燗酒は本醸造が良い. (燗10)
本醸造の方が純米よりも温度が高めだったようで私には,丁度良
かったです.但し,燗冷めしてくると,少しくどくなったように
思います. (燗87)
お酒のきれいさという点では,やっぱり本醸造に軍配が上がりま
す.肴を選ばない点が,さすがと感じました. (燗11)
海老しんじょうのプリッとした海老の歯応え,木の芽の香が効い
た味噌田楽のもちっとした歯ざわり,などとも相性が良かったで
すが,特に,きつねのラクレットとの香ばしい油揚げととろりと
溶けたチーズとの相性が良かったです. (燗87)
ラクレットは,パルメザンのような香りが,ちょっと強かったで
すね.自分は,やや苦手です.ただ,お酒との相性が意外と良く
肴単体でも,美味しかったです. (燗11)
樽酒はさほど強い香りではなく,燗で咽せることもない.穏やか
な木の香が心地よい. (燗10)
樽酒でもこれくらいの香なら楽しめます. (燗87)
私の好みとしては,もっと控えめが良かった.ただ,燗にして咽
るほどでなかったので,まあまあ楽しめました. (燗11)
最後に大吟醸をちょっと暖めてと言って頼んだ.カウンターの下
から四合瓶を取り出し燗をつけてくれた.可もなく不可も無い綺
麗な仕上がりの酒である.喉に残る甘さが心地良い.(燗10)
ほんのり暖まった程度でしたので,思い切ってヌル燗でも良かっ
たかも知れません.
きれいな仕上がりで,お酒単体でも十分楽しめるお酒でした.冷
たかったらどうだったんでしょうね. (燗87)
時計も9時近くなって客もまばらになったので,お勘定をお願い
する.引き戸を通って小窓越しに精算をしたが,一人当たり五千
円弱であった. (燗10)
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鰯水煮
鮪ぬた
きつねのラクレット
生麩の田楽(プレーン,ごま,よもぎ)
海老しんじょう
穴子の白焼き
烏賊塩辛
うるめ
カキフライ
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両関純米酒
両関本醸造
両関樽酒
両関大吟醸
(1999年10月7日)
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